東京電機大学
システムデザイン工学部

SCHOOL LIFE

スクールライフ(2年生)

文房具好きの高校生が、東京でデザインを学ぶまで

 📆 2026. Oct(この記事に記載された情報は、インタビュー時のものです)

中学生のころ、一本の製図用シャープペンシルに出会ったことから文房具が大好きになったという2年生のS.Y.さん。東京でデザインを学びたい、と四国から東京電機大学のデザイン工学科へ進学しました。大学選びから授業、作品制作、東京での学生生活までを聞きました。

地元を飛び出して東京の大学で学びたかった

――東京電機大学を選んだ理由を教えてください。

高校生のころからデザインを学びたいと思っていました。

高校では理系を選択していたので、「理系から進学できて、デザインを学べるところ」という条件で東京の大学を探しました。

私は四国育ちで、地元も好きなんですが、大学は東京に行きたかったんです。

都会の街並みが好きで、今でも高いビルを見ると写真を撮ってしまいます。表参道や渋谷など、「都会に来たな」と感じる場所が好きです。

――高校生のころは、どんなデザインに興味がありましたか?

当時は文房具が大好きで、将来は文房具メーカーで働きたいと思っていました。

きっかけは、中学1年生くらいのころに買った製図用のシャープペンシルです。すごく書きやすくて、先端が細くなっている形も格好よく見えました。そこから、いろいろな文房具を見るようになりました。

今でも普段から製図用シャープペンシルで文字を書いています。0.3mmのものを使うこともありますね。文房具そのものだけでなく、「どうしてこの形なんだろう」「メーカーによって何が違うんだろう」というところまで気になるようになりました。

――そこからプロダクトデザインに興味を持ったのですか?

そうですね。高校生のころ、「文房具をつくるには何を学べばいいんだろう」と考えて、プロダクトデザインが自分に一番近いのではないかと思いました。
でも、今は文房具だけにこだわらなくなってきました。家具などにも興味がありますし、平面のグラフィックより、立体物をつくることが好きなんだとはっきり分かってきました。

高校生のころは「絶対にこの文房具メーカーに入りたい」というくらいの気持ちだったのですが、大学でいろいろ学んでいるうちに、少しずつ視野が広がってきた感じです。

授業で同級生から高評価を集めたS.Y.さんの制作物

人に任せたり、考えを取り入れたりできるようになってきた

――大学生活はどうですか?

楽しいです。

東京の街が好きなので、東京で暮らしていること自体も楽しんでいます。

アルバイトはハンバーガーショップでしています。新商品が出る時期などはかなり忙しいです。

高校までは吹奏楽をやっていて、大学に入ってからサックスも買いました。格好いいな、と思って買ったんですけど、一人暮らしなので家では吹けないし、荒川に行って練習したりとかしています。

デザインだけでなく、いろいろなことに挑戦できていると思います。

――大変だった授業はありますか?

人間中心設計の授業が印象に残っています。

最後にグループでアプリを提案する課題があったんですが、ちょっとこだわりすぎちゃってというか、やってたらすごい楽しくなっちゃって時間が足りなくなっちゃって。

私は、一つ「これがいい」と思うと、それを突き詰めたくなるタイプなんです。一方で、最初のアイデア出しは大人数でやる方がいいとも感じるようになりました。自分一人だと、一つのアイデアに集中しすぎて視野が狭くなることがあります。でも、ほかの人の意見を聞くと、自分では考えなかった方向が出てきます。その課題でも、自分のアイデアではなく、ほかのメンバーが出した案をもとに発展させていきました。

グループワークを何度も経験するうちに、少しずつ人に任せたり、ほかの人の考えを取り入れたりできるようになってきたと思います。

お気に入りの6階のテラス

――入学前に不安だったことはありますか?

地方に住んでいると、オープンキャンパスや学園祭に簡単には行けないので、キャンパスの雰囲気はどんな感じなのか、少し不安でした。

入試は広島などの地方会場でも受けられます。でも私は入学前にキャンパスを見たかったので、他大学の受験も含めて1週間東京に滞在し、この北千住キャンパスで受験しました。

また、女子学生が少ないのかな、という不安も少しありましたが、デザイン工学科に入ってみると、女子が少ないっていうのは全然感じないです。いろいろなタイプの学生がいるので、「理系の女子はこういう感じ」というイメージとも違いました。

――電機大で気に入っているところはありますか?

キャンパスが北千住駅からとても近いので便利だし、通学も楽です。

個人的には、大学からスカイツリーが見えるのも好きなところです。毎朝、外の階段を登るとデザイン工学科のある5号館と隣の4号館の間にスカイツリーが見えて、「おっ」てなるし、6階のテラスからも見えるので、よくそこでお昼を食べてます。

――高校生に、デザイン工学科を紹介するとしたら?

私は文房具が好きだったことから、プロダクトデザインに興味を持ちました。

でも、家具やアプリなど、それまであまり考えていなかったものにも触れて、興味の範囲が広がりました。
最初から「将来はこれをつくる」と決めなくてもいいと思います。「文房具が好き」「立体のものをつくってみたい」というところから始めて、いろいろ経験してみるのもいいと思います。

デザイン工学科では、デザインだけでなく、工学的なことも学びます。大変な授業や課題もありますが、自分が好きなことなら、気づいたらどんどんこだわってしまうこともあります。

高校生のころに持っていた「これが好き」という気持ちを入口にして、そこから興味を広げていける。それが、この学科で学ぶ面白さだと思います。

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