SCHOOL LIFE
スクールライフ(1年生)
音響を学びたくて入学したら、デザインも面白くなってきた
📆 2026. Oct(この記事に記載された情報は、インタビュー時のものです)
「将来は音響に関わる仕事がしたい」。そんな思いを持って東京電機大学に入学した1年生のN.H.さん。音響への興味から大学を選んだ経緯や、入学して感じたデザイン工学科の面白さ、大学生活について聞きました。
大学選びの軸は「音響」
――大学を選ぶとき、どんなことを学びたいと思っていましたか?
もともと音楽が好きで、音響に興味がありました。
高校では合唱をやっていて、音楽ホールで歌ったり、ミュージカルに取り組んだりする機会もありました。そうした経験から、音の響き方や、音を聴くための機器にも興味を持つようになりました。
将来は音響機器の開発などにも携わってみたいですし、建物やホールの中で音がどう響くのかということにも興味があります。
大学を選ぶときも、「音響について学べるか」ということは大きなポイントでした。
――東京電機大学を知ったきっかけは何でしたか。
大学のWebサイトなどで調べて、音響に関する研究をしている研究室があることを知りました。高校3年生の夏には、親と一緒にオープンキャンパスにも行き、研究室を中心に見学しました。
受験ではデザイン工学科以外の学科にも合格していたので、どちらに進学するか最後まで迷いました。実は、デザイン工学科の授業内容を細かく知ったのは、合格してからです。
最終的には、音響を学べるし、デザインも頑張れるかなと思い、デザイン工学科を選びました。
――入学前からデザインには興味がありましたか?
それほど強くはありませんでした。
入学する前は、「デザイン」と聞くと、どちらかというと芸術に近いものだと思っていました。絵が上手な人がやるもの、というイメージもありました。
でも、授業を受けてみると考え方が変わりました。
デザインは見た目をきれいにするだけではなくて、人の暮らしを豊かにするために考え、設計していくことでもある、と学びました。それを聞いたときに、「だったら、これは音響にも使える」と思ったんです。
単に音響の技術だけを学ぶのではなく、デザインも学んでいることが、将来一つの強みになるのではないかと思うようになりました。
苦手だと思っていたスケッチが「意外と楽しい」
――デザインの実習はどうでしたか?
入学する前は、高校で美術を取ってなかったので、たぶん苦手だろうと思っていました。
でも、授業では本当に基本的なところから教えてもらえました。例えば立方体や円柱を描くときも、感覚で描くのではなく、パース(透視図)をどう捉えればいいのかを一から学べます。
そうすると、自分でもちゃんと立体に見えるものが描けるようになってきました。上手かどうかは別として、「意外と描ける」「意外と楽しい」と思えたのは大きかったです。
デザインが得意だと思っていない人でも、最初から学べばできるようになるんだと感じました。
――理系科目とデザインは、自分の中ではつながっていますか?
つながっていると思います。
私はもともと数学が好きで、高校では物理選択の理系クラスでした。「なぜこうするのか」という理由を教えてもらいながらデザインを学べるのは、自分に合っている気がします。
入学するまでは、音響とデザインは別々のものだと思っていました。でも今は、音響機器をつくるにしても、音のある空間をつくるにしても、それを実際に使う人のことを考える必要があると考えるようになりました。工学の知識とデザインの考え方の両方を持っていれば、技術だけを学ぶのとは少し違ったものづくりができるのではないかと思っています。
――入学前に不安だったことはありますか?
理系なので、女子学生が少ないのかなとは思っていました。
高校では理系クラスで女子がかなり少ない時期もあったので、大学もそんな感じなのかなと。
でも、入学してみると思っていたより女子が多くて安心しました。
授業によってクラスや一緒になるメンバーが変わりますが、いろいろな人と知り合えたので、一番仲の良い友達と違うクラスになっても、知っている人と一緒に授業を受けられます。
分からないことがあればお互いに聞くこともできますし、人間関係の面でも今のところ不安はありません。
――どのような学生生活を過ごしていますか?
部活は中学時代に陸上部に入っていたので、大学でも陸上部に入りました。私は大会で良い戦績を残すことよりも、自分の記録を伸ばすことを目標にしています。練習は夜8時とか9時頃までやっています。
また、アルバイトでオンラインの塾講師をしています。自宅でできるので、移動時間がなく、大学の課題や部活動とも両立しやすいです。
デザイン工学科の1年生は金曜日の授業がすべてオンラインなので、移動時間を使わずにすみます。金曜日に課題を進める時間を作ることができるので、ありがたい制度だなと思っています。
――高校生に、デザイン工学科を紹介するとしたら?
私自身、入学する前はデザインに対してそこまで強い自信があったわけではありません。むしろ、「自分はデザインが得意ではない」と思っていました。
でも、実際に授業を受けてみると、基本から教えてもらえるので、スケッチも思っていたより描けるようになりました。そして、デザインに対する考え方そのものも変わりました。
デザインとは「どうしたら暮らしをより良くできるだろう」「どうしたらもっと使いやすくなるだろう」と考えて、ものや仕組みをつくっていくことだと思うので、私のように音響や工学をやりたい人でも、デザインを学ぶ意味はあると思います。
最初からデザインが得意でなくても、私のようにやってみると意外と楽しいと思うかもしれません。やりたいことが決まっている人にも、まだはっきり決まっていない人にも、いろいろな可能性を試せる学科だと思います。



