東京電機大学
システムデザイン工学部

SCHOOL LIFE

スクールライフ(3年生)

つくりながら、自分のやりたいデザインを探している

 📆 2026. Oct(この記事に記載された情報は、インタビュー時のものです)

就職活動も始まり、将来について考える機会が増えてきた3年生のI.Y.さん。大学でのこれまでの学びやものづくり、学生生活について聞きました。

姉の大学の卒業制作展を見て「デザインを学びたい」

――大学を選ぶときから、デザインを学びたいと思っていましたか?

そうですね。高校生のころから、デザインには興味がありました。

姉が他大学の法学部に通っていたんですけど、デザイン系の学部にも友人がいて、話を聞くとすごい楽しそうだったんです。それで高校2年生のときに卒業制作展を見に行きました。とても面白くて、自分もデザインやりたいな、と思うようになりました。

――最初からプロダクトデザインをやりたいと思っていたのでしょうか。

そこまでは決まっていませんでした。

デザインをやりたいという気持ちはあったのですが、「将来はこれをデザインしたい」という具体的なものはなくて。大学に入ってからも、しばらくは漠然としていました。「何かをつくれる人になれたらいいな」という感じです。

でも、3年間いろいろな授業を受けて、実際にものをつくっていくうちに、自分が興味を持てるものが少しずつ分かってきました。今は家具やインテリア、それから子ども向けのプロダクトなどに興味があります。

――印象に残っている授業はありますか?

子ども向けの木製のおもちゃをつくる授業が印象に残っています。

楽器のように遊べるおもちゃを考えました。すごく派手なものではないのですが、木を使った温かみのあるものを、自分で考えて実際に形にしていくのが楽しかったです。

大学に入ったころは、自分が子ども向けのおもちゃに興味を持つとは思っていませんでした。実際につくってみたことで、「こういうものも面白いな」と気付けたのだと思います。

――大学生活はどうですか?

隣県の実家から片道1時間半くらいかけて通学しています。音楽を聴いているだけだと飽きてしまうので、最近はラジオもよく聴いています。

3年生の後期になって研究室の配属が決まったので、今後はコンペとかに積極的に参加したいです。これまでは自分一人で考えて、自分でつくることが多かったのですが、グループでの制作も頑張りたいなって。

――入学前、女子学生が少ないことへの不安はありましたか?

少しありましたし、もちろん女子が多いに越したことはないと思いますけど、人数が少ないからこそ仲良くなれた部分もあります。女子同士で授業や課題の情報共有をしたり、自然とつながりができました。

以前、大学からのアンケートに「女子学生に入学してほしいなら、女子トイレに生理用品があるといいのでは」と書いたことがあります。実際にそうしている他の大学を見たことがあったので。

その後、実際に女子トイレに生理用品が置かれるようになりました。私一人の意見で変わったのかは分かりませんが、「声がちゃんと届くんだ」と思いました。

学生として過ごしている中で気づいたことを伝えることで、大学の環境が少しずつ変わることもあるんだと思います。

「自分で考えたものを、最後までつくりたい」

――就職活動もしていますか?

はい。夏にインターンシップに参加しました。

実際に企業へ行ってみると、仕事内容だけではなくて、その会社でどんな人たちと働くのかも大事なんだなと思うようになりました。

私は、大人数の中で積極的に自分をアピールするより、1対1でじっくり話す方が好きなんです。
だから、就職活動をしていると「こういう環境は自分に合う」「ここは少し違うかもしれない」と感じることもあります。

デザインの仕事に就きたい気持ちはありますが、まだ何のデザインをするのかまでは決めていません。

――ものづくりは授業以外でもしていますか?

高校時代にドレスクリエイト部に入っていて、今でもミシンを使って自分で衣装をつくっています。

例えばイベントに行くときに、キャラクターをイメージした衣装をつくったり。日暮里(生地問屋街)で生地を選んだりして、形を考えて、ミシンで縫います。生地によって全然扱い方が違って、毛足の長いものなどは手縫いです。

本当は計画的につくれればいいんですけど、私はそれがあまり得意ではなくて、イベント直前に2、3日くらい集中して一気につくることになりがちです。
授業の制作でもそうですが、つくり始めると集中してしまうところは同じかもしれません。

I.Y.さんの制作物

――高校生に、デザイン工学科を紹介するとしたら?

私は高校生のころからデザインを学びたいとは思っていましたが、何をデザインしたいのかまでは決まっていませんでした。

大学に入ってからも、最初はずっと漠然としていました。でも、いろいろな授業で実際にものをつくってみると、「これは面白い」「こういうものは好きかもしれない」と少しずつ分かってきます。私の場合は、家具やインテリア、子ども向けのおもちゃなどに興味が広がりました。

まだ将来の仕事も完全には決めていません。でも、それでいいのかなと思っています。最初から「私はこれをやる」と決めて大学に入らなくても、授業でいろいろなことを経験して、自分が面白いと思えるものを見つけていけばいい。

デザイン工学科は、実際につくりながら、自分が何をやりたいのかを探していける学科だと思います。

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