教員紹介
人間が眼や耳など五感からの情報をどのように処理し、表現しているかということは、非常に興味深い現象です。そこで、人間情報学的な観点から、五感による知覚・認知および感性的な評価を行い、人間中心設計で「人に役立つ」「面白い」「感動的な」モノづくりを目指します。刺激を入力、評価結果を出力とすれば、その入出力関係から人間の情報処理機能を解明するという基礎的意義もあり、評価結果を活かしたモノづくりには応用的側面も十分にあります。
食品の見た目からも想像できるように、色彩という視覚情報は、異なる感覚器である味覚の印象に影響を与えています。そこで、視覚情報である色・形・質感に対する味覚的な印象を定量的に評価し、視覚刺激が他の感覚的な印象(クロスモーダル)に与える影響を調査しています。その結果を基に、色・質感を入力することで味覚的な印象を数値化して出力するツールを作成し、食品パッケージなどのデザインを支援できると考えています。
VRを手軽に体験できる機器の普及により、VR空間での視覚のみならず、触覚的な印象についても研究が進められています。また、VR利用による非接触コミュニケーションの研究は重要であり、VRコミュニケーションを用いた異なる場所での同時評価の実現は、試作品評価の一工程を担うだけでなく、工学的・デザイン学的な価値があると考えられます。



