Design Engineering & Technology

デザイン工学科は、工学の各分野を横断的に学び、モノ・サービス・空間を「デザイン＝設計」する場所です。さまざまな能力・個性をもった学生がここには集まり、デザイン提案・研究や、技術の検討・開発など多岐にわたるテーマに取り組んでいます。

世の中では、「デザイン」という言葉から形状や色彩といった見た目・外観のデザイン、つまり「意匠」を思い浮かべることが多いようです。一方で、「工学」はモノやシステムの技術的な機構を扱うというイメージです。このように、見た目のデザインと内部の仕組みは別々のものというふうに捉えると、ものづくりは実際に機能する本体をきれいにラッピングする行為だということになってしまいます。

しかし、そうなのでしょうか？

本来、デザインとは設計や構想、あるいは事物の構造や構成を意味します。機能性・使いやすさから美しさまで、すべてを統合して良いものを作るのがものづくりであるはずです。私たちの学科では「デザイン」をこの意味で捉え、工学を下敷きにしてモノ・サービス・空間を創りあげるのに関わる多くの専門分野の基本を幅広く学び、それらを総合して「設計＝デザイン」することを目指します。その成果は、研究から実作・デザイン提案までさまざまな形をとります。